ケニアでの養蜂研修にリーダーを派遣

  1. TOP
  2. 投稿
  3. ケニアでの養蜂研修にリーダーを派遣
海外活動養蜂

当会はタンザニアのカウンターパートである現地NGO・TEACAの(Tanzania Environmental Action Association)の実施する養蜂プロジェクトの技術向上を目的として、1月から2月にかけてプロジェクト責任者であるンジャウ氏とモシ氏およびテマ村の養蜂家マテルー氏の3人を、ケニアのバラカ農業学校に研修のため派遣しています。

現在TEACAのミツバチ養蜂では、ラングストロース式改良養蜂箱(写真)を主流にしていますが、この研修ではその管理工程と方法を基礎から学ぶことになります。

また高度な科学的管理が必要とされる同改良養蜂箱は、多くの村に普及していくには無理があります。現地の伝統養蜂技術と近代養蜂技術の間に位置する中間技術の導入が必要であると考えており、ケニアでの研修の際には、その中間技術を利用した養蜂箱ケニア式トップバー・ビーハイブの調達も計画しています。

ただ「高度な科学的管理は無理」と書きましたが、これは決して高度な科学的管理が不必要であるということではありません。その知識に立脚した上で、現地流の簡易な養蜂スタイルを編み出していくことが必要だということです。その技術的ブレークスルーを図るためには、養蜂の科学的管理の基本をあらためて押さえ直し、自分たちの経験値の中に落とし込んでいかなくてはなりません。

こうしたことから、今回の研修にはその成果を大いに期待しています。また当会では、今後できる限りこの養蜂研修へのリーダーの継続的派遣を実施したいと考えています。

 

ラングストロース式改良養蜂箱

ラングストロース式改良養蜂箱

一覧へ